2019年10月11日神奈川県大磯で開催された日本ライセンス協会ミニ年次大会にIP Bridge代表取締役藤木とディレクター吉村が登壇しました。
藤木は、ICTビジネスWGの一員として「ライセンス交渉の3W1H」と題したパネルディスカッションのパネリストを務め、異業種にまたがったSEPライセンスについて、特に、権利者、実施者双方の視点から課題、論点について議論しました。このパネルディスカッションは、IP Bridgeがこれまで権利者であり実施者として積み上げた知見をシェアする機会となり、本大会参加者の実に半数近くの注目を集める大盛況のパネルディスカッションとなりました。
吉村は、産官学連携活用WGの一員として「大学からの技術移転 ~大学発スタートアップが開く日本の未来、それにかける日本国の本気を見た~」と題したプレゼンテーションを行いました。このプレゼンテーションにおいて吉村は、近年増加し続けている大学発ベンチャー創出とそのキッカケとなった各省庁の施策を紹介し、産官学連携で成し遂げられつつある急激な変化について発表しました。
ご興味をお持ちの方は、知財ぷりずむ誌2019年8月号においても同様の内容を紹介しておりますので、ご参照ください。
<藤木>
【テーマ】ライセンス交渉の3W1H
【モデレーター】野口知子氏 Nokia Solutions & Networks 特許ライセンス部長、WGリーダー
【スピーカー】藤木実 株式会社IP Bridge 代表取締役CEO兼COO
松田世理奈氏 阿部・井窪・片山法律事務所 弁護士(元 公正取引委員会事務総局審査局訟務官付)
齋藤浩貴氏 森・濱田松本法律事務所 弁護士
宮下知子氏 昭和電工株式会社 知財渉外マネージャ及び企画マネージャ
守屋文彦氏 Nokia Solutions & Networks Head of Nokia Technologies Japan
<吉村>
【テーマ】大学からの技術移転 ~大学発スタートアップが開く日本の未来、それにかける日本国の本気を見た
【発表者】吉村岳雄 株式会社IP Bridge ライセンシングディレクター
【株式会社IP Bridgeについて】
株式会社IP Bridgeは、2013年に官民ファンドである産業革新機構を中心に設立された、日本で最初、かつ最大の知財ファンドの運営会社であって、そのファンド規模は300億円になります。我々のミッションは、知的財産の活用を通じて、オープンイノベーションを推進することにあり、産業の健全な発展を促すための社会インフラとしての事業を進めています。我々の事業は、保有する特許のライセンスによる活用に加えて、知的財産をベースに日本及び海外のパートナー企業とともに新たな事業を創出していくことや、知的財産をベースとしたファイナンスの支援なども手掛けています。
当社は、現在、日米の大手企業、中小企業、大学などから譲り受けた3500件を超える日本及び外国特許を保有し、グローバルに構築した事業会社、金融機関および大学等との幅広いネットワークを通じて、それらの活用を推進しています。保有特許の技術領域は、主に、移動体通信、半導体、画像コーデック、ディスプレイおよびモーター(自動車、ロボット、家電、電子機器)等に関連していますが、ICT領域に限らず、ヘルスケア、環境エネルギー、食品関係(機能性食品、食品加工)、医工連携など、幅広い領域において、知的財産の活用を推進しています。
当社メンバーは、日系大手企業の知財部門で長年活躍してきた知財専門家に加えて、企業経営、投資会社、金融機関、法律事務所などの様々な領域からの専門家による融合チームで構成されており、幅広い知的財産の活用モデルに対応できる体制を構築しています。